個人事業主・自営業の方々が住宅ローン審査に通るために!

審査前の準備

個人事業主・自営業の方々が、住宅ローン審査に通りやすくするには、どのようにすればよいのでしょうか。

個人事業主・自営業の所得とは

住宅ローンの審査では、これから長期に渡って続くローン返済期間中、申込者が安定した収入を継続して得られると思われるかどうかが、重要なポイントの一つになっています。
そのため、申込者の年収が住宅ローンの審査項目の一つになっています。
では、個人事業主・自営業の方々にとって、年収とはどの金額を指すのでしょうか?
個人事業主・自営業の場合には、対象となる年収は、確定申告書の所得金額の合計(確定申告書第1表の9番の項目)を指すことが一般的です。
つまり、所得金額とは、収入から必要経費を引いたものになります。
自営業者が確定申告をする場合、主に節税を目的として、なるべく多くの経費を事業に必要だと認めてもらって、所得を少なくすることがよくあります。
一方、住宅ローンの審査に通りやすくするには、安定した収入であることを主張する必要ありますので、所得が少なくては困ります。
ここで、ローン審査の心象を良くしようと、申告する所得を故意に操作することは、基本的には行ってはいけません。
基本的に収入や経費は正しく申告しなければなりません。
所得を多く申告するには、収入を多くするか、経費を少なくするかのいずれかになります。
例えば、必要な経費のうち、来年回しにできるものは、実際に経費を来年にかけることよって、その年の経費を調整するなどが考えられます。

住宅ローンに通りやすくするために、収入を多く申告したり、経費を少なく申告したりすると、粉飾決算にあたります。
逆に、今までの確定申告が、故意に経費を多く申告していた場合には、脱税だとみなされます。
十分に注意してください。

数年単位で経費と所得のバランスをとる

個人事業主・自営業の人が住宅ローン審査に通りやすくするためには、数年単位で計画を立てることが重要です。
何年後に、どの程度の借り入れを行って住宅を取得するかを予め計画しておき、その計画のもとに確定申告等もおこなっていくのです。
住宅ローンでは、少なくとも申請以前の2年間の収入や事業状況が問われることになりますので、事業にかける経費や投資などを計画的に行うことによって、2年間の収入や事業収支が極端に悪くなる事態を回避する必要があります。

頭金は多めに

住宅ローン審査に通りやすくする効果的な方法として、頭金を多く拠出することが挙げられます。
頭金を多く出すことによって、少なくともその額の回収不能は無くなりますし、それまでの事業において頭金を貯めるだけの余裕があったことが示すこともでき、長期の貸付への信用材料ともなります。
審査を行う側の心象も、かなり良くなる効果が期待できます。

実際に申込みを行う前に、自己チェックをしてみましょう

個人事業主・自営業の方々が、住宅ローン審査に通りやすくするには、どのようにすればよいのでしょうか。

基本的な条件を満たしているか
住宅ローンにはそれぞれ個別の、申込みのときの条件があり、それは資料に書かれています。必ず資料を取り寄せて、条件をしっかり確認し、その条件を満たしている住宅ローンを選択しましょう。
年収・総返済負担率は適当か
年収が足りないと思われる場合には、夫婦や親子の収入を合算するなどの方法が考えられます。
また、カードローンやキャッシングローンなど、他に借入金がある場合は、完済しておいたほうがよいでしょう。
さらに、カードローンやキャッシングローン、不要なクレジットカードについては事前に解約することをお勧めします。
事業の継続性や所得の安定性がはっきり伝えられるか
所得の安定性の条件を満たすためには、数年単位で計画を立てて、必要な経費や設備投資を適切な時期に行って、所得が極端に低い年を作らないようにするべきです。
少なくとも3年間の計画をつくり、継続性や安定性をアピールできる状態にしてから申込みましょう。
過去に金融事故を起こしていないか
ブラックリストに載っている場合には、所定の年数が経過しないと、ブラックリストから消えることはありません。
一般に、ローン延滞などの金融事故は5年程度、自己破産などの重大な金融事故は7~10年程度すると、事故記録が抹消されるといわれています。

自営業者や経営者は安定的ではないと見られる傾向があるので、いかに安定した経済能力を持っているかを、審査する側に伝えることができるかが大切です。