旦那の健康を考える

塗装屋だからこそ気をつけたい健康

新聞やテレビなどによく取り上げられるようになったため、シックハウス症候群という言葉は、よく耳にするようになったと思います。
シックハウスまたはシックビル症候群というときには、そこで生活する居住者や、利用する方々の症状についてを主に指しますが、では、作業をおこなう塗装業者にとってはどうなんでしょう?

有機溶剤の「揮発性」と「脂溶性」について

塗装作業で使う有機溶剤には、二つの重要な性質があります。
揮発性そして脂溶性です。

揮発性
有機溶剤は揮発性があるので、常温でも蒸気となる性質があります。
例えば、容器のふたを閉め忘れたり、床にこぼれたりすると高い濃度で蒸発したりします。
高濃度の蒸気を吸入するのはもちろん危険です。
しかし、低濃度の蒸気でも、長期間にわたって吸入した場合には、慢性中毒になることがあり、「疲れやすい」「だるい」「頭が痛い」「めまいがする」といった症状が出ます。
脂溶性
有機溶剤には脂溶性があるので、皮膚につくと、炎症をおこしたり、角質化の原因となったりします。眼・鼻・咽喉などの粘膜に対する刺激作用もあります。
ときには、腎臓・肝臓への障害の原因となったり、血液を作る機能や神経へも影響することがあります。

会社に雇われている従業員ならば、定期的な健康診断が会社に義務づけられているので、そこで体の状況を見ることもできます。
しかし、個人事業主・自営業として、塗装業をされている方にとっては、自分の身は自分で守らなければいけないものです。

ここでは有機溶剤対策だけでなく、作業の中で注意すべきことについて解説します。